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その後の課題 [日記]

一体いつぶりの更新になるのでしょう?

去年のお盆前に検査結果が出てからだから…えーと、5カ月以上経ってますね(^_^;)
たぶん、このブログの更新を待ってる人がいるのかどうか
非常にビミョーなとこではありますが…(笑)
まあ、一応自分の記録としての更新です。

その後、薬を飲んでの治療は続いており、血圧はコントロールされた状態。
現在上が120、下が80前後と言ったところです。
時々、疲れるとちょっと高いかな?…みたいなことはありますが
びよーんと一気に上がるようなこともなく、ほぼ順調なかんじです。


さてさて…なぜ今回更新しようと思ったかと言うと…

実は自分の中でここしばらく、ある命題を抱えていました。

何かと言うと、以前、このブログでちらっと書いた
凍結杯についてのお話です。
その結論が出たら更新しようと思っていました。
そしたらこんなに遅くなっちゃった(^_^;)


これまでの経緯をざっくり説明すると…

顕微授精で娘あーたんを出産した後、高血圧を発症。「原発性アルドステロン症」が発覚。
そんなこんなで不妊治療でやっと出来た凍結胚が一つ残っているにも関わらず
二人目妊娠にチャレンジすることができませんでした。
でも、「原発性アルドステロン症」が片側副腎に線腫があるタイプだったら
なるべく早く副腎を一つ取って病気を完治させれば、妊娠も可能かもしれない…
そんな望みを抱いて、副腎静脈サンプリングをしたものの
両側副腎タイプであることが判明して希望が消えガックリ。
手術は出来ず、高血圧を抱えたまま一生薬生活をしなくてはいけないので
もう妊娠は不可能だ…そう結論が出たはずでした。

…が…

検査入院後の結果を聞きに行った時、T病院の循環器内科の先生が言った言葉は…
「確かに両側だから病気は治らないんだけどさ
今飲んでる薬で現状血圧はコントロールできてるわけだから
とりあえず、「原発性アルドステロン症」の薬じゃなくて
妊婦でも大丈夫な薬で血圧をコントロールして一人産めるんじゃないかな?
10年も20年もセララ(治療薬)を飲まないのはまずいけど
1年2年くらいだったらたぶんだいじょうぶだと思うよ」と…。

ええ?!こんな病気抱えたまま妊娠しても大丈夫なの?!

…と、目ん玉飛び出ました(^_^;)

もしかしたら二人目の子供を持てるかもしれない?
けど、本当にそうなんだろうか?

実際一人目を産むのはかなり大変でした。
破水の後、子宮口がなかなか開かず陣痛促進剤を飲んで
それでもなかなか開かず、吸引分娩になり…
会陰切開したにも関わらず、産んだ後の裂傷がかなり大きくて
出産後はしばらく自分で用が足せず看護師さんに導尿してもらい…
これ予定通り退院できるのか?…とかなり不安になり…(^_^;)
やっと自分で用が足せるようになったら心底ホッとしました。
…なんてことやってるうちに、足のむくみが酷いことになりました。
みんな「なんか産んだら足がむくんじゃって~」と言うものの
レベル的にはウサギがシカになったくらい。私のはアフリカ象レベル。
血圧はやたら高いし、意思に反して体は重くてちっとも動かないし
関節が痛くて階段の上り下りすら手すりがないとダメだし…
産後ってここまでみんな調子が悪いの?高齢だから?
おかしい、おかしい…と思いつつ病気が発覚しました。

その私が二人目産める??

いや…絶対あやしいな…。

先生の言葉を聞いた瞬間からそう思っていました。
でも、同時にもしかすると産めるかもしれないという
希望も少し持ってしまいました。

tanarは「わからないけど…先生も言うんだから大丈夫なのかもね?」と言いました。
実際に産んでいないtanarはもっと希望を持ったのかもしれません?
医者がそう言ったらまず信じるわな…。
どれくらい大変だったかは結局産んだ本人しかわからないんだから…。

その後、紹介状を持ってかかりつけとなったM内科を受診。
M先生はこの結果に果たして何て言うんだろうか?
前は命に関わるから絶対妊娠なんかしちゃいけないと言ってたけど…?
「どうなんでしょう?血圧コントロールして産めると言われたんですが?」
そして紹介状を見ながらM先生が言ったのは…
「そう…ですね…ここにはそう書いてありますね」
はい?
いやいや、聞きたいのはそういうことじゃなくてM先生の意見なんですけど…。
「この状態でだいじょうぶだと思われますか?妊娠しても…?」と私。
「わかりません…」
ええ~っ?!ちょっと、待って。あんた医者でしょうがっ!
…ってかその前に、前は絶対ダメとか言ってたよね?!
「実際具体的にどういう危険性があるんですか?」
煮え切らない様子に軽くイライラしてきた私。
「そうですね、心不全になるかもしれませんね…でも、実際にはどうかはわかりません」
まあ、そりゃそうでしょうけども…心不全って、立派にヤバいでしょうが。
「どうするかはご主人と相談して決めてください。
その時には産科の先生に紹介状書きますよ」

…というかんじで…

なんだか、もや~っとしたまま病院を出ました。
飽くまで医者としての自分の個人的な見解を話そうとしないM先生。
前話していた人とはまるで別人のようです。
なに?もしや…自分が紹介したT病院の医者に遠慮してる??
でも、ちゃんとそこは言ってくんなきゃマズイでしょうが。
こっちは素人なんだから…。私の中にはフツフツと不信感が…。

いや…でも、確かに…内科医には限界があるのかな?
妊娠は管轄外ってこと?
けど、それにしたって…ねえ?

いずれにせよ、こんなんでtanarと相談しても結論なんて出せませんでした。
できるんなら当然産みたい。でも、本当にだいじょうぶなのかさっぱりわからない。
一応産科への紹介状は書いてもらいましたが、どうしたもんだか…。

そうこうしてる間に育児に忙殺されている間に時が過ぎ…
tanarも会社を辞めてしまったので経済的にも厳しい状況になり…
こんなんで産むのも難しいかな?やっぱり仕事が決まってから…みたいなことも思い…

…ぐずぐず決めかねている間に気づいたら1月。

tanarの就職先も決まり、少しゆとりが出てきました。
(↑あ、そうそう、報告忘れてましたが仕事決まったんですよ(^^))

よし!どうするかはさておいて…
とりあえず、産科を受診して先生の見解を聞いてこよう。
T病院の先生が言ったようなことを言われる可能性が
ないわけじゃないし…。

…そんなわけで、水戸のN病院の産婦人科を受診しました。

F先生は女医さんでした。
わかりやすく、的確に、非常に丁寧に統計的なものも交えて説明してくれました。

結局、結論としては…

今度妊娠したら、たぶん死ぬからやめた方がいい…
…というようなことをとても優しく言われました。

「内科の先生になんと言われたかはわかりませんが
少なくとも、「薬を飲めば産んでもだいじょうぶ」なんて
間違えても軽々しく言えるような状況ではありません」とF先生。

妊娠するということは、健康体の人でもものすごく負担がかかること。
加えて病気もちで、高齢。とってもハイリスク。ついでに凍結杯移植。
血圧をコントロールすればだいじょうぶなんていう生易しいものではなく
命と引き替えに産めるか産めないかの賭けをするような状況だと…。
場合によっては母体が持たないので、ものすごく早い段階で
あかちゃんをお腹から出さなければいけないような事態にも高い確率でなりうる…と。

「もちろん、必ずしもそうなるとは限りません。
でも、そのリスクは非常に高いのが現状です。
私は今までたくさん悲しい事例を見てきています。
その経験から言っても、あなたの状況には厳しいことしか言えません。
前回の出産の時もきっとものすごく大変だったでしょう。
悪いことしか言えなくて申し訳ないんですが…」

当然心の準備は出来てたんですが
F先生が優しく気を配って下さるので、思わず涙が出そうでした。
同時に、ああ、やっぱりだめなのか~という失望も…。

「いえ、はっきり言っていただいた方が…
やっと一人目の娘が出来たところで、死んでる場合でもないので…」と私。
「ほんとにそうですよ。
娘さんと旦那さんを置いていってはだめですよ」

…ということで…

さすがにもう諦めるしかありませんでした。

いいことは言われないんじゃないかな~?と予想はしていましたが
一度「もしかしたら…」という希望を少し持ってしまったので
自分の想像以上にショックでした。

もう、あーたんに兄弟無理だな…。
がんばってがんばってせっかく採れた卵ちゃん…
もう自分にはお腹で育てることはできないのか…。
結局着床するかどうかはやってみないとわからなかったけど
ちゃんと試してあげたかったなあ…。

私にとって、あーたんが生まれた今、凍結杯はただの卵ではありません。
妊娠中リアルにお腹で胎動を感じた時のことを思い出して
どんな子が出てくるのかな~?なんて想像して…
そんな風に…あーたんも生まれてきてくれたのです。
できることなら、その子にもそんな風に会いたかった…。

もう、いろいろぐるぐる考えてたらガッカリしすぎて
一人でどんよりしてしまって…。
昨年の4月に病気だってわかってから、ずっとこのことばかりが
胸に引っかかっていたのです。

結局、tanarに散々言いたいことを愚痴り、あーたんと力いっぱい遊び
なんとか振り切りました。
しょうがない、どうにもならないんだから。
それでも、あーたんが生まれてくれたんだから良かったじゃん!


そしてガッカリを通り越したら…なんかいろいろ思い出して
ちょっと…いや、かなり腹立ってきたなあ…。


…ったく、私に関わってくる内科医ときたら、どいつもこいつも…


検査結果を見落として病気を放置する内科医がいたと思ったら…

「産んでから治療でも大丈夫」とか根拠レスで軽率な発言する内科医もいるし…

自分の意見を言わずに「わからない」を連呼する内科医もいるし…



も~っ!みんなプロでしょうよ!
人の人生と命が係ってるんだから、無責任な仕事するな!
人をなんだと思ってるんだ。殺す気か!バカヤロー!

…と、心の中で何度も何度も思いました。
なんかだいぶ久しぶりに本気で冷静に怒ったかも。
これが例えば自分の家族だったら、こんな適当な診察するんでしょうか?

もちろん内科の先生がみんな悪いわけではないでしょうが
今回の件でお医者さんに対する不信感がだいぶフツフツ湧いてきました。

医者も人間です。
患者側も、自分の目でちゃんと見極めて選ぶべきだな、とつくづく思いました。


はあ~、書いてたら思い出して疲れた~(^_^;)

…でもね、もういいんです。
別にその人たちのせいで自分が病気になったわけじゃないし
適当発言に振り回されたりもしたけれど
結局専門医じゃないとわからないことだったんでしょう。
実際産科の先生はとても的確にお話してくれました。
怒るのにエネルギー費やしてもむなしいし、ただの時間の無駄ですよね。

それよりは今回は人生勉強したと思って
今ある幸せを大事することにエネルギーを注がないとね。

…ということで、ここしばらく子供部屋のクローゼットを占拠していた
マタニティの服やら、ベビーグッズ関連を全て処分しました。
もしかすると使うかも?…とか淡い期待を抱いてしまい
ずるずる置いてたんですが、なんか捨てたらも~スッキリ!気分爽快!

あーたんの未来のためのクローゼットです。
使わない過去のもので埋めてちゃダメですね。
これからはあーたん用のかわいいお洋服でも入れないと(*^^*)
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副腎静脈サンプリング結果 [日記]

8月7日

先日の副腎静脈サンプリング結果を聞きに午後イチで病院へ。
手術の日程を組む可能性もあったので、tanarとあーたんも一緒でした。

受付をすませて内科に行くと、先に採血検査があるので
そちらへ行ってくださいとの案内がありました。
そしてまたもや血を4本だか5本だか抜かれ…
(本数多くて、もはや忘れました(^^;))
内科の診察室の前で待つこと1時間だか1時間半だか…
(これも長すぎてどれだけ待ったか時間の区切りを忘れました(^^;))

あーたんのお昼寝タイミングを逃したので
午後に入ってからずっと不機嫌で、機嫌を取るのが大変。
眠くなった時にどこでもスッと寝られる子じゃないので
お昼寝時間がうまく取れないと大騒ぎです。


やーっと呼ばれて診察室へ入りましたが…

完治を目指すという観点から言うと、悪い結果でした。

副腎静脈サンプリングで取り出した血液は
両側の副腎ともに高いアルドステロン値だったので
手術の選択肢は完全に消えました。

そんなわけで、一生薬で治療しながら、上手にお付き合いしていくことに決定。
もはや選択の余地はありません。

直前まで、手術の日程決めるぞ~くらいのテンションだったもので
気が抜けました。
なんだよ~、治んないのか~…とも思いましたが
正直、手術しなくなって気楽になっちゃったところもあり…。
そっか~、あーたんをどうするか心配する必要はもうないのね
…と、変なところでホッとしました。

単純に手術できない…と言うとものすごく悪い感じに聞こえるのですが
でも、片側副腎取るのもそれなりにリスクがあるようです。
副腎が1つになると片側の副腎が2つ分の仕事をしないといけなくなるので
将来的に疲れやすくなる…だとか、ストレスを消すホルモンが出にくくなり
その結果うつ症状が出てくるなんて話も…(^^;)
もちろん必ずしもそんな状況になるとは限りませんが
そういうリスクをしょってする手術なので
なんだかどっちがいいとも言い難い気がするのです。
飽くまで私の主観ですが…。

ちなみに、一生薬治療というと少し気が遠くなりますが
どの道、高血圧が続いていた時にY内科の先生に
「一生薬ですね」と早々に言われているので
ま、薬ぐらいはしょうがないか~、という半ば諦めの気持ちも…(^^;)

いずれにせよ、何の手の打ちようのない絶望的な病ではないので
今後長い長い付き合いになりますが、薬に助けてもらって
上手にやっていこうと思います。
高血圧の症状があっても一生気づかず過ごす方も大勢いる中で
今回きちんと病気がわかって、適切な薬で治療が出来るのは非常にラッキーでした。

病室に入ったときは3人でしたが、あーたんがギャンギャン
ぐずり出したので、tanarがあーたんを連れて早々に退散。
その後も、診察が終わってからの紹介状待ちもあり
(今後はご近所のM内科で治療していくことになりました)
オソロシイ時間がかかりました。
結局終わったのは夕方…。
しかも、今回限りでT病院は最後なので
あれ?最初にいっぱい抜かれた血って、どう考えてもいらなくないか??
…ってな状態でした。も~、お金返してよ(プンプン)
もし手術に臨むんであれば必要だったんでしょうけども…。
血は抜かれるわ、お金は余分に取られるわ、散々待たされるわ、あーもー疲れた…。
あーたんも車に乗った途端グッスリでした。
ごめんね~、ママの病院に付き合わせて…(^^;)

まあ、当日はそんな感じでした。

病気としての結論はだいぶ早い段階で出てしまいましたが
とりあえず、このブログは健康記録として?今後も続きます。
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検査入院3日目(退院日) [日記]

7月29日

サンプリングが無事終わり、退院の日。

足の付け根の傷口に痛みもないし、問題なし!…と思っていたら
前日の道尿で傷が出来たのか、トイレ行ったら血が…(^^;)
明らかに生理じゃない血。
用を足すときしにくいし、妙に熱いし…(^^;)
この状態はだいじょうぶなのか?

担当の先生に言ってみたら
たぶんだんだん良くなるだろうけど
もしも今の状態が続いて出血がひどいようなら
泌尿器科を受診して下さい…と言われました。

ビミョーに不安を残しつつ、とりあえず無事?退院することに。

10時半に、tanarパパとばーちゃんがあーたんを連れてやってきました。

ああ…あーた~ん…やっと会えた~~~(T T)

3日ぶりに、ぷにぷにの抱き心地を味わいました。
結局2晩とも泣かずにいい子にしていたそうです。
いつもだったらご飯前に私がキッチンに立つと
早くよこせと毎回泣くんですが、ばーちゃんの時には
それもなかったらしいです。
遠慮してたのか…我慢してたのか…?

帰りはちょうどお昼時だったので、久々の外食をすることに。
とにかく肉が食べたかったので
退院早々「牛ヒレステーキ定食」なるものを注文。
さすがにずっとベッド生活だったので
ちょっと重いかな~と思ってご飯少なめを頼んだんですが
思った以上にボリュームがなくて、こんなんだったら
ガッツリ普通に頼めばよかった…と後悔する羽目に(^^;)
味はおいしかったんですけどね。


そして我が家に帰ってきたら、病院にいた記憶は急速に薄れていきました。
あーたんがご飯前に泣くドタバタ生活が戻ってきて
とにかく今現在をこなすのが精一杯。
でも時々、ああ…普通の生活って幸せ~…と
しみじみ噛みしめるようになりました。

ちなみに、少し気になっていた血はすぐに止まりました。
ああ、よかった。余計な病院通いしなくてすんで。

明日は今回の検査結果を聞きに病院の予定です。
さて、どんな結果が出てることやら…。
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検査入院2日目(副腎静脈サンプリング) [日記]

7月28日

ついに来た運命の?副腎静脈サンプリングの日。

サンプリング検査は9時からで、朝食抜き。
加えて水分補給もダメ。飲んでいいのは薬だけ。
そんなわけで、空腹と喉の渇きでちょっと辛い朝になりました。
ああ…お腹すいたし、何より水飲みたい。
ビミョーに緊張もしてるのでやたら喉が渇きます。

そんな中、「おはようございます」の声。
声の主は…朝の薬をきちんと飲んでるかチェックをしに来た研修医の先生でした。
ん?マスクはしてるけど…なかなかのマスクハンサムです(^^)
緊張を忘れ、思わずイケメン度チェック。
なんだか近頃年齢と共に、どんどん見境がなくなっていきます(^^;)

でも、起きたばっかりで髪の毛ぼっさ~な上に
会話の内容は主にサンプリング手術中の道尿の話という…(笑)
せめて髪の毛梳かして置くんだったなあ…(^^;)

「道尿はちょっとオシッコしたいようなカンジがずっと続きます。
検査中と検査後のあわせて4,5時間くらいはやりますので
がんばってくださいね」

ふむふむ、なるほどね…。


7時すぎの朝食時間、ご飯を食べられないのでやることもないし
あーたんが気になってなんとなく落ち着かないので、tanarパパに電話をしてみました。
「昨夜はあーたんだいじょうぶだった?」と聞いてみたら
「全然だいじょうぶだったよ」とのこと。
びっくりするくらい大人しくて、全く泣かなかったとのこと。
え??ここのところあんなに夜泣きしてたのに???ほんとに?
朝っぱらからビックリです。
そーか、私いなくても夜寝られたのか~…。
いなけりゃいないでなんとかなるもんだ…。
ホッとした反面、少し気が抜けました。
まあ、これで安心してサンプリングに臨めるというもの。
パパとばーちゃんに任せておけばきっとだいじょうぶだ。


そして問題の道尿はと言うと…
ああ、なるほど…こりゃホントに違和感ありありだわ。
…というか、違和感しかありませんでした。
カテーテルを装着してもらってから、急に便意を感じて早速トイレ直行。
でも、出ない…。
そうか…このなんか出そうな感じがこの後4時間以上続くのか…
…と、本編とは全く関係ないところで若干暗くなりました(^^;)


そしてついに来た9時…。

検査着に着替え、シャワーキャップみたいなのを頭に被り
ベッドでガラガラ運ばれて手術台へ。
うわ~、なんかドラマみたいだ…。

バサッと手術用のビニールをかぶせられ
前日以上にまな板の上の鯉状態。

ちなみに副腎静脈サンプリングとは何をするのかと言うと
右足の付け根の静脈からカテーテルを通して
左右の副腎近くの血管付近の血液を採取して、その病変を調べるというもの。
この病気の場合、CT検査だけでは、病変が片側だけなのか
両側なのかを正確に区別することが難しいのだそうです。

検査に際して、合併症について事前に説明を受けるのですが
最悪の場合の説明書きを事前に読んでいたのでちょっと緊張。

色々悪いことばっかり山のように書いてあったので
とても全部は覚えていられませんでしたが
一番怖かったのが、カテーテルを通すときに空気が入ったり
術中に肺血栓が出来たりすると一発アウトと言うことらしいので
おいおい、昨日から水分全然取ってないけど血栓出来てないだろうな?とか
なんだかいろいろ余計なことが心配になってきます。

…にも関わらず…

麻酔の前の足の付け根の消毒があまりにもくすぐったかったので
思わず我慢できずに手術台の上で笑ってしまう私…
「すみません、くすぐったくて…」
「くすぐったい???」
きょとんとする先生。

ああ…あまりにも場の空気にそぐわない(^^;)

「違うんです。緊張してるんですよ。不真面目なわけじゃないんです。
でも、くすぐったいのが我慢できないんです」
…と、弁解したい気持ちになりました。言えませんでしたが。

そしてその後の検査は…

麻酔をしてるから当然かもしれませんが
カテーテルを入れても痛いとかいう感覚はあんまりなくて
ただ、何かが入ってるなあ~、という感覚が時々あり…
前日同様、造影剤が入ってもあんまり感じなくて…
メガネもコンタクトもしてないからモニターも見えなくて…
ただひたすら、じっと動かず待つこと2時間。
結構腰が痛くてツライ…(^^;)

時々画像を映し出すための機械が上でウィンウィン動いて
「息を止めてください」と言われた時に息を止めるのが
唯一出来る事でした。

時間が長くてだんだん緊張感が薄れ、次第に頭がボーっとしてきて眠気が…。
さすがにこの状況下では眠れませんでしたが。

やたらお腹も空いていたので、ボーっとした頭の中には
サンマルクの「鶏と農家の野菜のグリル」が浮かんできました。
ああ…そういやしばらく行ってないなサンマルク。

そして無事サンプリング終了。
やっと終わった~!しかも何事もなかった~!
心底ホッとしました。

でも、ここからがまた結構試練でした。
足の付け根にカテーテルを通した穴が開いてるので
「最低2時間は右足を絶対動かさないで下さい」との指示。
…ということで、検査が終わっても身動き取れず
身体を横に向けることすら出来ません。
付け根に負担がかかるからベッドを起すのもダメ。
ぐお~、こいつはキツイ。腰がやられる~~(^^;)
この頃になると、あれほど違和感ありありだった道尿なんか
もうどうでもよくなっていました。
そっちはもう慣れた。それより腰が痛い~。

そしてその悪夢のような安静状態の時にお昼ご飯が運ばれてきました。
え?なに?まさか、この状況で食べろって???

一応ご飯だけは食べやすいように握ってくれてましたが
おかずは普通の状態。
それをこのフラットに寝た状態で食べなくてはいけないのか…。
テーブルのお皿に何が載っているのかも見えないんだけど…(^^;)

でも、結局食べにくさも腰痛も問題ではありませんでした。
だって、何しろ空腹だったのです。
前日は2食しか食べてないし、この日も朝から飲まず食わずだし
サンプリングで結構血も抜かれてるし…。
食べにくいというハンデより、食べたい欲求の方が勝りました。
意外と寝たままでも食べようと思えば食べられるものです。
ああ…胃袋に染み渡る~。

そして腰痛との戦いが終わり、道尿の管が抜かれ、3時半過ぎには
傷口を固定していたごっついテープも剥がされやっと自由の身に…!
ひゃっほ~、身体が動かせる~!

…とは言え、この日はトイレ以外はベッドから出ちゃいけない日になりましたが
いや~、身体が動かせるってスバラシイ。

検査も無事終わり、夜も安心して眠れました。(腰は痛かったけど)
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検査入院1日目(CT検査) [日記]

7月27日

原発性アルドステロン症の病変を調べるため
この日から3日間の検査入院がスタート。

出かける前にあーたんを抱っこして言いました。

「ママはこれからお腹イタイイタイを治しに病院に行ってくるからね。
二つ寝たらちゃんと帰ってくるから、パパとばーちゃんと一緒にいい子で待っててね」

只今1歳5ヶ月のあーたん。
当然全部は理解できないでしょうが、なんとなく伝わることを祈りつつ
3日間大丈夫であることを祈りつつ病院へ。

病室の場所を確認してもらってから
パパに連れて行かれるあーたんを見送って一人になると、急に寂しくなってきました。
なんだか早速心配でソワソワ…。

でも、入院手続きが終わるとそんな感傷に浸る間も全くありませんでした。

採血、血圧測定、サンプリングの内容説明、心電図、動脈硬化検査、昼前にシャワー…
…って、着いた途端いきなり忙しすぎるだろっ(^^;)

シャワー時間は予約枠が空いてなくて、翌日以降シャワー禁止なので
着いた早々浴びるしかなかったのですが、夏場だし、できたら夕方がよかった…トホホ(T T)

そして、この日のメインメニューは午後からのCT検査だったので、昼食は抜きでした。
点滴をされながら、検査を待っているとお隣の方のベッドの方から
昼食のいい匂いが、ふわ~っと漂ってきました。
あう~…、腹減った…(^^;)
ぐる~っと音を立てるお腹を手で抑えつつ
頭の中に思い浮かぶのは「あぢま」のトンカツ定食でした。

慌ただしい時間が過ぎ去ると、急に時間がぽっかり空いてしまって
やることが全くなくなりました。
ラッキーなことに窓際のベッドだったので、外を見ることが出来ました。
青空にもやがかかってて、湿気も多そう。外は暑そうだなあ…。

当たり前ですが病室は空調が効いてるので半そでだと寒いくらい。
長袖でちょうどいい感じです。
時々パラパラ本を捲りながら、ベッドで横になって点滴してると
不思議なものでその雰囲気だけで、なんだか少しずつ病人気分?になってきます。

48色色鉛筆を買ってくると、根拠もなく何か大作描けるんじゃないかな?
…みたいな気分になってくるあのかんじと一緒です。
要するに私って形から入るタイプなんですね…(笑)


そんなかんじで、CT検査が始まる頃にはすっかり病人スイッチ?が入り、気分は病人モード。
お腹空いたのもピークを通り越して、トンカツ気分もどこかに行ってしまいました。
検査は造影剤を使って画像を映し出すのですが
点滴から造影剤を注入すると体がカーッと熱くなると前もって聞いていました。
ごく稀に副作用も起こると説明を受けていたので少しドキドキ…。

一体どんなかんじなんだろう?

呼ばれて室内に入ると…
CTの機械はなんだか宇宙船の船内をイメージさせるちょっと近未来なかんじ。
輪っかの前に台があって、その台の上に乗って輪っかに入っていくのですが
台の上に手を万歳した状態で載せられると、なんかまな板の上の鯉な気分…。

「造影剤入りますよ。ちょっと熱くなりますからビックリしないでね~」
「は…はい!」

つ、ついに入るのか、噂の造影剤が…

今からカーッとなるのね?
よし、心の準備は出来たぞ、さあ来い!カモン!





「はい、入りましたよ~」


…ん?…あれ???

なんか、ちっともカーッと来ないんだけど??



「熱くなりました?」
「あ、いえ…」
「たまにいるのよ、カーッと来ない人も」
「そうなんですか…」


どうやら反応には個人差あるっぽい?
私は来ないタイプでした(^^;)

台がウイーンと動いて、輪っかの中に入っていくと
わっかの中を赤い光がくるくる点滅して…
なんとなく、ディズニーランドのスペースマウンテンを思わせる雰囲気。
すごいなあ~、これがお腹の中身を映しちゃうわけね。
ただし、私の場合はCT画像だけでは映しきれない病変がある場合があるので
静脈サンプリングがセットになってしまうわけですが…。

指示を受けながら、時々息を吸ったり吐いたり止めたりを何度かして
たぶん10分くらいで検査終了。

終わった~。

終わってしまえば大したことないんですが、慣れない検査で結構疲れました。

頭痛もするし、疲れすぎて食欲ないな~…
…とか思ってたんですが、夕飯はうまかった~。
さすがに病院なのでトンカツ定食ってわけにはいきませんが
そんなに悲観的になるほどマズイってわけでもなく
何しろ空腹なので、あっという間に完食です。

就寝は9時でしたが、それでも9時になるまで時間は長いもの。
基本スマホは携帯コーナー以外での使用は禁止。
ベッドの上で一人で出来ることなんて、本読むか、音楽聴くか、くらい。
1日が長くて仕方ありませんでした。

就寝後、ベッドに横になっても何しろ6人部屋ですから
物音ナシってわけにはいきません。
慣れないベッドと慣れない枕。
慣れない柵に、手に刺さった点滴の針。

今頃あーたんはいい子にしてるかな?
夜はギャンギャン泣いちゃうのかな?
パパとばーちゃんは大丈夫かな?
明日のサンプリングは無事終わるかな?

…なんてことを色々考えて、これじゃきっと今夜は眠れないだろうな…とか思ってたら
意外と検査疲れで即効寝ました(笑)

こうして入院初日は終了。
2日目は運命の?副腎静脈サンプリングです。
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カプトプリルテスト(その2) [日記]

7月8日

先日のカプトプリルテストの結果を聞くために、T病院へ。
この検査の後は、3泊4日の検査入院が必要と言われていたので
今回は日程調整するためtanarが同行。
加えて娘あーたんもいっしょ。

15時の予約でしたが、比較的空いてて意外と早く診察室へ通されました。

そしてテストの結果ですが…

時間の経過とともにレニンとアルドステロンの値がどう変化するのか
加えて血圧がどう変化するのか見るためのテストだったわけですが
値と血圧を見たところ、やっぱり「原発性アルドステロン症」とのこと。

この時点で診断確定です。

これまでやった「蓄尿検査」「カプトリルテスト」で
明らかにアルドステロンが高いんだそうです。
3泊4日でやる予定だった「立位フロセミドテスト」(どういう検査か知らないけど)は
診断があいまいな場合に診断確定するためにやったほうがいい、というものだそうです。
私の場合、2つの検査でもうはっきり出ちゃってるし…みたいな話らしい?
そんなわけで、予定していた検査入院はなくなりました。

そんなわけで、段階を一つすっ飛ばして、手術を視野に入れた
副腎静脈サンプリングに進むことになりました。
2つある副腎のどっちに病変があるのか調べるのです。
先の日記にもチラッと書きましたが…
病変が両方ならば薬の治療をずっと続けることになります。
もし片方ならば手術で取ることも可能…というわけです。

これにはやはり入院が必要で、その期間は順調なら2泊3日。
造影剤を投与して、なんやかんややるらしいです。
一番の問題は入院中、1歳児あーたんをどうするかということですが
やっぱりtanarだけでは心もとないので、実家の母に応援を頼むことにしました。

そんなこんなでバタバタと月末に入院予定まで入り
妙に落ち着かないかんじです。
明日は再度血液検査だし、病院通うだけでも結構大変(^^;)
その足で実家の母に入院の同意書書いてもらいに行く予定。

まあ、それが終わると入院まで少し間が空くので
少しはのんびりできるかな?
その間に、あーたんがパパだけでも夜寝られる訓練とかしておかないとね…。
なんと言っても一番の心配事はやっぱりそこですかねえ…。
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カプトプリルテスト(その1) [日記]

6月22日

カプトプリルテストを受けるため病院へ。

カプトリルテストとは何かというと…
アンジオテジンに働きかけ、血圧を低下させる働きがある薬らしいのですが
原発性アルドステロン症の場合、アルドステロンが過剰に分泌されているため
どうもこれを飲んでも血圧が低下しにくいらしい?です。
詳しいことはよくわかりませんが、カプトプリルを飲んだ時の血圧の値と
血液中のレニンとアルドステロンの割合を見て
病気かどうか判断するテスト…ということらしいです。

8時から受付ということなので、余裕を見て自宅を6時半に出発。
思ったほど道路が混んでいなくて、7時半には到着。
ちょっと早すぎたかな…。

でも、すでに再来受付の順番待ちが出来ていて
それに習って私も並びました。
朝食抜きの検査なのでお腹がぐ~。ああ、なんか食べたい…。
最初に採尿検査があるということだったので
朝家を出る前に用を足していた私は、水を少し多めに飲んでました。
(水だけは飲んでいいと言われていましたので)

そしてそのせいで…
なんか思ったより早く尿意がやってきてしまい…
我慢しつつ待つこと30分。
やっと8時になり受付して中央検査室なるところに行ってみると
なんとこっちの受付は8時半から(^^;)
がび~ん、まだ後30分もあるのか…。も~無理だ、我慢できない。
…ってことで、中にいた看護師さんにその旨話して
受付前に採尿検査だけすませました。(あー恥ずかしい)
…って、わざわざブログに書くことでもないんですが(^^;)
聞けばこういう人は他にもいたらしいです。
なんか、ほっ…。


その後、早々に検査はスタートしました。
今回は、早口で平野レミ似の看護師さんが担当。
その検査内容と言うのが…

まずは30分安静。(読書、音楽、スマホは厳禁)

そして血圧、体温測定。
採血。

その後、カプトプリルを飲んで再び安静60分。

そして血圧、体温測定。採血。

そして、再び安静30分。

最後に血圧、体温測定。採血。

…ってな流れです。
薬を飲み、ひたすら安静にして血圧を測り血を抜かれ…を繰り返します。

なんか血圧は思ったほど下がっていないような…?
やっぱり病気確定かな…?

安静中、ベッドでひたすら横になって、特にやることもないので
考えることと言えばやはり、旦那tanarに任せてきた愛娘あーたんのこと。
朝ごはん、お昼ご飯の用意は早起きしてすませてきましたが
tanarパパはちゃんとご飯あげてるかな?
起きて私がいなくて泣いたりしてないかな?
お昼寝いつもどおり出来たかな?
バタバタ歩いて転んだりしないかな?
私がいなくて本当にだいじょうぶなんだろうか?

…上げればキリがないことを延々と考え…

ふと、気づいたこと。

ん?

これは…まさか再びの尿意??

そう、朝水を飲みすぎたのです(^^;)

あ~…、まだ検査が終わるまで1時間くらいあるって言うのに…しまった…。
うひょ~、やっちまったな!状態です。

残り30分になった採血の時に、「安静時、途中トイレってだめですよね?」
…と聞いたら、「そうですねえ…できたらちょっと…」と困り顔の看護師レミさん。
聞いた私が馬鹿だった。
「わかりました。なんとかがんばります!」
…と、鼻息荒く変な決意表明?をして、30分ひたすら体だけは安静にしてました。
頭の中はまあ安静どころじゃなかったですけども…(^^;)

採血が終わると、レミさんが「どうぞ、早くトイレ行ってください!
荷物そのままでいいですから」…と。
私も「はい!」と妙にいい返事をして、脇目も振らずトイレ直行です。
この時ばかりは愛娘のことも頭から飛んでました。

そしてホッと一息(笑)

「大丈夫ですか?フラフラしませんか?」検査後、レミさんに聞かれ
「だいじょうぶです」と、答えました。
「ご飯しっかり食べてくださいね」と、にっこり笑顔のレミさん。
ああ…、この人感じがいいなあ…。

そしてこの日は検査終了。

ああ…寝てるだけなのに結果我慢大会みたいになっちゃって疲れた。
ホッ一息ついて会計を待っていましたが
…あれ?やっぱりなんかちょっとフラフラするな。

薬のせいなのか、朝食を取っていないせいなのか、何本も血を抜かれたからなのか
あるいはその全部なのか、微妙に頭痛とフラフラ感が…。

帰りは久々にどこかで一人外食しちゃおっかな~♪
…なんて企みも脳裏にあったのですが、なんか調子も悪くてそんなテンションでもなくなりました。
ああ、とにかくすぐに家に帰りたい…
早くあーたんに会いたいし、おいしいものなんて一人で食べたってつまんない…
とりあえず手持ちのパンで飢えをしのぎ、一息ついてからご飯を買ってさっさと帰宅。

帰宅すると…

あーたんはご機嫌でパパとご飯中でした。
「だいじょうぶだよ。いい子にしてたよ。泣かなかったし、いっぱい遊んだよ」
モグモグおいしそうにご飯を食べるあーたん。
パパもちゃんとがんばってくれてました。

ああ…やっぱり、早く帰ってきてよかった。
フラフラするけど、少し気分がよくなってきました。

そして思うこと。
いつも私がいないとあーたんはダメなんだと思い込んでますが
実は逆で、あーたんがいないとダメなのは自分の方なのかも…。

何にしても…やっぱり家が一番だな~と噛み締めた一日でした(^^)

つづく
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忙しい検査 [日記]

…そんなわけで…

今までかかっていたお医者さんが休業状態になってしまいました。
代理先生は飽くまで代理。
紹介状は書いてくれるものの、薬を出すのは無理…ということでした。
なので、別に薬をもらえる病院を探さなくてはいけなくなりました。

検査は大きい病院でやるとしても、日常的な薬は近所の病院の方がいいよなあ…。

…ということで、電話があった翌日
自宅から一番近いM内科へ行ってみることに。

M内科は今までかかっていたY内科が急に閉まってしまったので
激混みでした。

M先生は…

愛想のあるタイプではありませんが
きちんと私にでもわかるように説明してくれる
とても頭の良さそうな(←医者なんだから当たり前?)先生でした。

とりあえず、事情を話してこれまで飲んでいた薬を出してもらい
精密検査を受けるための病院を予約・紹介してもらいましたが
この病気の最終的な判断を下すための検査を出来る病院は県内で1つT病院のみ。

…って…そ、そうか…そんなにレアな検査なのか…(^^;)

よくよく話を聞いてみると、検査には結構時間がかかるらしく
3泊4日の検査入院も必要らしいです。
うう~む、とりあえずは検査だけ…と思っていたら
検査の段階で話がすでに大事になってきました。

Y内科さんで市内の病院の予約を取ってもらっていましたが
どちらにせよ最終的にはT病院に行かなくてはならないらしい。
…ということで、そちらはキャンセルしてT病院の予約をしてもらいました。

いろいろ話をしてるうちに腰が引けてきた私。
それを見てM先生は
「とりあえず、簡単に出来る蓄尿検査があるからやってみる?
それやっとくとこの病気かどうか大体の判断はできるから」

そんなわけで、まず蓄尿検査を実施することになりました。

自宅できっちり24時間採尿してそれを容器に溜めて
尿の中のアルドステロン値を見てみると言う検査。
検査の前日には敢えてしょっぱいものを食べて体内の塩分濃度を上げる必要があります。
塩分濃度が上がると、正常なら体は血液中の塩分濃度を下げようとするので
塩分を体内に留めるアルドステロン値が下がるらしいのです。
正常かどうか、尿中のアルドステロンの量を見て判断するわけです。

で、丸一日、採尿。

トイレのたびに採尿って、意外と忙しい検査なんですよ。
愛娘あーたんがトイレの外でグズりながら私を待っていて
やたら急かされる時間帯なんかもあったり…
尿をうつす容器は大きいのですが、採尿するコップのサイズは決まっているので
ちょっとこれどう考えてもサイズ足りないんだけど??…みたいなこともあり…
でもって、今まで苦手だった採尿の技術?だけは格段に向上しました。
…って、どうでもいい情報ですね(笑)

そんなわけで蓄尿検査をした結果…

アルドステロン値はやはり通常より高いらしいです。
素人なので、どれくらいが基準なのかわかりませんでしたが
先生が高いというのだから高いのでしょう。

うう~む。
そんなわけで、さらに病気の疑いが高まってきたわけです。

つづく。
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寝耳に水な展開 [日記]

4月某日。

突然、ここしばらく通院していた近所の内科のお医者さんが
病気で入院してしまいました。
1年4ヶ月前に娘を出産してからずっと高血圧続きの私。
今は落ち着いているものの、ずっと薬は飲んでいる状態です。

医者の不養生とは言うものの…
さて、こまった。どうしようかな?
新しい病院探さないと…なんてことを思っていた矢先
そのお医者さんの息子の代理先生から、自宅に突然電話がかかってきました。

なんでも、過去に調べた私の血液検査のデータをチェックしていたら
とあるホルモン値が異常に高いとのこと。
大きな病院できちんと検査をして下さい、と言われました。

突然の電話で、寝耳に水の状態。
しかも娘が傍らできゃいきゃいはしゃいでいて
よく聞こえず…話の内容がなんだかよくわからない私(^^;)


…何?アルデス…アルドステロン…の値が高くて
レニン?とのバランスがおかしい…?
割った値が高すぎて、副腎異常の疑い?…ん~?


…要するに、ザックリこういうことみたいです。

副腎で生成されるアルドステロンというホルモンの値が
何らかの原因で高くなってしまっていて
それが原因で高血圧になってしまっている疑いがあるとのこと。

ネットで調べてみると…

「原発性アルドステロン症」というものらしいです。
検査してみないとはっきりとは言えませんが、どうもその病気の疑いがある、と。

何だ、その厳つい名前の病気は…。

しばし、聞いたことない病名に愕然としましたが
思えばなんか腑に落ちる点も…。


別に塩分取りすぎてもいないのに(むしろ薄味が好みなのに)
「味の濃いもの食べてませんか?塩分は控えてください」
…と、妊婦中からお医者さんに散々呪文のごとく言われ続け…
健診で血液検査何一つひっかからないし
別にメタボでもないのに毎度血圧だけ変に高くて…

頭の中はずっと???…と、?マークだらけ。
だいぶ気をつけてるけど、一体これ以上何をすればいいんだろう?
…と、何か釈然としないものを感じつつ
とりあえず生活と食べるものには気をつけてきました。

そんなところにこの電話。目から鱗です。
なるほど、これが原因か…!?(まだ確定じゃないけど)

アルドステロンというホルモンは、どうやら血液中に塩分を取り込む
働きをするようなのです。
通常はレニンというホルモンと相互に作用し合って
アルドステロンが上がったり下がったりしながら
血液中の塩分濃度をうまく調節する仕組みになっているのですが
副腎異常があるとそこがうまくいかず、アルドステロン値が異様に高くなり
血液中の塩分濃度が上がるみたい。
そして血液中の塩分濃度が高くなると、濃度を調整のため血液中の水分量が増えます。
すると血圧が高くなる…というわけです。

つまり…アルドステロン値が高いと不摂生せず普通に食べていても
塩分濃度が高くなってしまうということ。
逆に言うと、しっかり塩分を控えるというのはこの病気にある程度は有効のようです。

ちなみに…

代理先生が気づいたこの病気疑い、以前の血液検査データを
見ていて判明したものの…
そのお医者さんは検査直後、見落としてしまったようです。(おお~いっ(^^;))

今回先生が入院するという自体がなかったら、おそらく一生気づかなかったでしょう。
…と考えると、なんともオソロシイ…(^^;)

現段階では降圧剤の力を借りているので、たぶん血圧が極端に上がることもないのですが
降圧剤は結果として起こっている症状を抑えているに過ぎないので
やはりこのまま…というわけにはいきません。

…ということで、なんとかする方向で動くことになりました。

さて、これからどうなることやら…。

は~っ…
思い出してここまで書いたらなんか疲れてきた。
…ということで、続きはまた後ほど…。
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