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その後の課題 [日記]

一体いつぶりの更新になるのでしょう?

去年のお盆前に検査結果が出てからだから…えーと、5カ月以上経ってますね(^_^;)
たぶん、このブログの更新を待ってる人がいるのかどうか
非常にビミョーなとこではありますが…(笑)
まあ、一応自分の記録としての更新です。

その後、薬を飲んでの治療は続いており、血圧はコントロールされた状態。
現在上が120、下が80前後と言ったところです。
時々、疲れるとちょっと高いかな?…みたいなことはありますが
びよーんと一気に上がるようなこともなく、ほぼ順調なかんじです。


さてさて…なぜ今回更新しようと思ったかと言うと…

実は自分の中でここしばらく、ある命題を抱えていました。

何かと言うと、以前、このブログでちらっと書いた
凍結杯についてのお話です。
その結論が出たら更新しようと思っていました。
そしたらこんなに遅くなっちゃった(^_^;)


これまでの経緯をざっくり説明すると…

顕微授精で娘あーたんを出産した後、高血圧を発症。「原発性アルドステロン症」が発覚。
そんなこんなで不妊治療でやっと出来た凍結胚が一つ残っているにも関わらず
二人目妊娠にチャレンジすることができませんでした。
でも、「原発性アルドステロン症」が片側副腎に線腫があるタイプだったら
なるべく早く副腎を一つ取って病気を完治させれば、妊娠も可能かもしれない…
そんな望みを抱いて、副腎静脈サンプリングをしたものの
両側副腎タイプであることが判明して希望が消えガックリ。
手術は出来ず、高血圧を抱えたまま一生薬生活をしなくてはいけないので
もう妊娠は不可能だ…そう結論が出たはずでした。

…が…

検査入院後の結果を聞きに行った時、T病院の循環器内科の先生が言った言葉は…
「確かに両側だから病気は治らないんだけどさ
今飲んでる薬で現状血圧はコントロールできてるわけだから
とりあえず、「原発性アルドステロン症」の薬じゃなくて
妊婦でも大丈夫な薬で血圧をコントロールして一人産めるんじゃないかな?
10年も20年もセララ(治療薬)を飲まないのはまずいけど
1年2年くらいだったらたぶんだいじょうぶだと思うよ」と…。

ええ?!こんな病気抱えたまま妊娠しても大丈夫なの?!

…と、目ん玉飛び出ました(^_^;)

もしかしたら二人目の子供を持てるかもしれない?
けど、本当にそうなんだろうか?

実際一人目を産むのはかなり大変でした。
破水の後、子宮口がなかなか開かず陣痛促進剤を飲んで
それでもなかなか開かず、吸引分娩になり…
会陰切開したにも関わらず、産んだ後の裂傷がかなり大きくて
出産後はしばらく自分で用が足せず看護師さんに導尿してもらい…
これ予定通り退院できるのか?…とかなり不安になり…(^_^;)
やっと自分で用が足せるようになったら心底ホッとしました。
…なんてことやってるうちに、足のむくみが酷いことになりました。
みんな「なんか産んだら足がむくんじゃって~」と言うものの
レベル的にはウサギがシカになったくらい。私のはアフリカ象レベル。
血圧はやたら高いし、意思に反して体は重くてちっとも動かないし
関節が痛くて階段の上り下りすら手すりがないとダメだし…
産後ってここまでみんな調子が悪いの?高齢だから?
おかしい、おかしい…と思いつつ病気が発覚しました。

その私が二人目産める??

いや…絶対あやしいな…。

先生の言葉を聞いた瞬間からそう思っていました。
でも、同時にもしかすると産めるかもしれないという
希望も少し持ってしまいました。

tanarは「わからないけど…先生も言うんだから大丈夫なのかもね?」と言いました。
実際に産んでいないtanarはもっと希望を持ったのかもしれません?
医者がそう言ったらまず信じるわな…。
どれくらい大変だったかは結局産んだ本人しかわからないんだから…。

その後、紹介状を持ってかかりつけとなったM内科を受診。
M先生はこの結果に果たして何て言うんだろうか?
前は命に関わるから絶対妊娠なんかしちゃいけないと言ってたけど…?
「どうなんでしょう?血圧コントロールして産めると言われたんですが?」
そして紹介状を見ながらM先生が言ったのは…
「そう…ですね…ここにはそう書いてありますね」
はい?
いやいや、聞きたいのはそういうことじゃなくてM先生の意見なんですけど…。
「この状態でだいじょうぶだと思われますか?妊娠しても…?」と私。
「わかりません…」
ええ~っ?!ちょっと、待って。あんた医者でしょうがっ!
…ってかその前に、前は絶対ダメとか言ってたよね?!
「実際具体的にどういう危険性があるんですか?」
煮え切らない様子に軽くイライラしてきた私。
「そうですね、心不全になるかもしれませんね…でも、実際にはどうかはわかりません」
まあ、そりゃそうでしょうけども…心不全って、立派にヤバいでしょうが。
「どうするかはご主人と相談して決めてください。
その時には産科の先生に紹介状書きますよ」

…というかんじで…

なんだか、もや~っとしたまま病院を出ました。
飽くまで医者としての自分の個人的な見解を話そうとしないM先生。
前話していた人とはまるで別人のようです。
なに?もしや…自分が紹介したT病院の医者に遠慮してる??
でも、ちゃんとそこは言ってくんなきゃマズイでしょうが。
こっちは素人なんだから…。私の中にはフツフツと不信感が…。

いや…でも、確かに…内科医には限界があるのかな?
妊娠は管轄外ってこと?
けど、それにしたって…ねえ?

いずれにせよ、こんなんでtanarと相談しても結論なんて出せませんでした。
できるんなら当然産みたい。でも、本当にだいじょうぶなのかさっぱりわからない。
一応産科への紹介状は書いてもらいましたが、どうしたもんだか…。

そうこうしてる間に育児に忙殺されている間に時が過ぎ…
tanarも会社を辞めてしまったので経済的にも厳しい状況になり…
こんなんで産むのも難しいかな?やっぱり仕事が決まってから…みたいなことも思い…

…ぐずぐず決めかねている間に気づいたら1月。

tanarの就職先も決まり、少しゆとりが出てきました。
(↑あ、そうそう、報告忘れてましたが仕事決まったんですよ(^^))

よし!どうするかはさておいて…
とりあえず、産科を受診して先生の見解を聞いてこよう。
T病院の先生が言ったようなことを言われる可能性が
ないわけじゃないし…。

…そんなわけで、水戸のN病院の産婦人科を受診しました。

F先生は女医さんでした。
わかりやすく、的確に、非常に丁寧に統計的なものも交えて説明してくれました。

結局、結論としては…

今度妊娠したら、たぶん死ぬからやめた方がいい…
…というようなことをとても優しく言われました。

「内科の先生になんと言われたかはわかりませんが
少なくとも、「薬を飲めば産んでもだいじょうぶ」なんて
間違えても軽々しく言えるような状況ではありません」とF先生。

妊娠するということは、健康体の人でもものすごく負担がかかること。
加えて病気もちで、高齢。とってもハイリスク。ついでに凍結杯移植。
血圧をコントロールすればだいじょうぶなんていう生易しいものではなく
命と引き替えに産めるか産めないかの賭けをするような状況だと…。
場合によっては母体が持たないので、ものすごく早い段階で
あかちゃんをお腹から出さなければいけないような事態にも高い確率でなりうる…と。

「もちろん、必ずしもそうなるとは限りません。
でも、そのリスクは非常に高いのが現状です。
私は今までたくさん悲しい事例を見てきています。
その経験から言っても、あなたの状況には厳しいことしか言えません。
前回の出産の時もきっとものすごく大変だったでしょう。
悪いことしか言えなくて申し訳ないんですが…」

当然心の準備は出来てたんですが
F先生が優しく気を配って下さるので、思わず涙が出そうでした。
同時に、ああ、やっぱりだめなのか~という失望も…。

「いえ、はっきり言っていただいた方が…
やっと一人目の娘が出来たところで、死んでる場合でもないので…」と私。
「ほんとにそうですよ。
娘さんと旦那さんを置いていってはだめですよ」

…ということで…

さすがにもう諦めるしかありませんでした。

いいことは言われないんじゃないかな~?と予想はしていましたが
一度「もしかしたら…」という希望を少し持ってしまったので
自分の想像以上にショックでした。

もう、あーたんに兄弟無理だな…。
がんばってがんばってせっかく採れた卵ちゃん…
もう自分にはお腹で育てることはできないのか…。
結局着床するかどうかはやってみないとわからなかったけど
ちゃんと試してあげたかったなあ…。

私にとって、あーたんが生まれた今、凍結杯はただの卵ではありません。
妊娠中リアルにお腹で胎動を感じた時のことを思い出して
どんな子が出てくるのかな~?なんて想像して…
そんな風に…あーたんも生まれてきてくれたのです。
できることなら、その子にもそんな風に会いたかった…。

もう、いろいろぐるぐる考えてたらガッカリしすぎて
一人でどんよりしてしまって…。
昨年の4月に病気だってわかってから、ずっとこのことばかりが
胸に引っかかっていたのです。

結局、tanarに散々言いたいことを愚痴り、あーたんと力いっぱい遊び
なんとか振り切りました。
しょうがない、どうにもならないんだから。
それでも、あーたんが生まれてくれたんだから良かったじゃん!


そしてガッカリを通り越したら…なんかいろいろ思い出して
ちょっと…いや、かなり腹立ってきたなあ…。


…ったく、私に関わってくる内科医ときたら、どいつもこいつも…


検査結果を見落として病気を放置する内科医がいたと思ったら…

「産んでから治療でも大丈夫」とか根拠レスで軽率な発言する内科医もいるし…

自分の意見を言わずに「わからない」を連呼する内科医もいるし…



も~っ!みんなプロでしょうよ!
人の人生と命が係ってるんだから、無責任な仕事するな!
人をなんだと思ってるんだ。殺す気か!バカヤロー!

…と、心の中で何度も何度も思いました。
なんかだいぶ久しぶりに本気で冷静に怒ったかも。
これが例えば自分の家族だったら、こんな適当な診察するんでしょうか?

もちろん内科の先生がみんな悪いわけではないでしょうが
今回の件でお医者さんに対する不信感がだいぶフツフツ湧いてきました。

医者も人間です。
患者側も、自分の目でちゃんと見極めて選ぶべきだな、とつくづく思いました。


はあ~、書いてたら思い出して疲れた~(^_^;)

…でもね、もういいんです。
別にその人たちのせいで自分が病気になったわけじゃないし
適当発言に振り回されたりもしたけれど
結局専門医じゃないとわからないことだったんでしょう。
実際産科の先生はとても的確にお話してくれました。
怒るのにエネルギー費やしてもむなしいし、ただの時間の無駄ですよね。

それよりは今回は人生勉強したと思って
今ある幸せを大事することにエネルギーを注がないとね。

…ということで、ここしばらく子供部屋のクローゼットを占拠していた
マタニティの服やら、ベビーグッズ関連を全て処分しました。
もしかすると使うかも?…とか淡い期待を抱いてしまい
ずるずる置いてたんですが、なんか捨てたらも~スッキリ!気分爽快!

あーたんの未来のためのクローゼットです。
使わない過去のもので埋めてちゃダメですね。
これからはあーたん用のかわいいお洋服でも入れないと(*^^*)
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dryas

 変なお医者様もおりまして誠に困ったものでございますネ!
 蛇足ながらコチトラは男3人兄弟の真ん中でしたが、(今は亡き)兄は5歳も年上でケンカしてもいつも全然かなわくって、それに洋服もいつも兄のお古ばっかしで、弟は一つ年下でケンカするといつも直ぐ泣きましてトタンに母が飛んできまして「お兄ちゃんは弟をいじめちゃダメでしょう!」とイツモ怒られて、洋服は私のお古はボロボロなので弟はいつも新品で、アー理不尽・コチトラ不幸な人生だな!!と小・中学生の時はいつも思っておりましたヨ!!!(^o^)
 おまけに高校・大学の時は、コチトラ人付き合いが不得意のせいか、何故か一人息子の友達が多くて、友達の自宅に遊びに行きますと、ステレオは持ってるは、ギターは持ってるは、オートバイは持っているは、大学は私立で、大学院まで行かせてくれるは、等で、かなりうらやましかった思い出が沢山あります!!!!(^O^)
 おまけに父はコチトラの大学3年に果てまして、お金なくって、卒業式や就職先に上京する時は、これまた兄のお古の背広着用でございましたし、コチトラの結婚式費用は全部私の貯金でまかなうしかありませんでしたのでコチトラの婚期が30代になったのかもかも?????(*^O^*)
 そういう事実を振り返りますと、何が幸せなのかコチトラ全然判りませんでございますかなかなかな??????\(*^O^*)/

 
by dryas (2016-01-19 15:57) 

yucky

dryasさん
そうですねえ…何がいいかはわかりませんよね。
そういうのって誰も一生わからないような気もします?(^_^;)

まあ、幸せに対しての解釈はそれぞれあるとは思いますが
親としては…無駄に苦労をして欲しくない気持ちはもちろんありますが
どういう道に進んだとしても、どんなことがあったとしても
自分に起こった全てのことを糧にして明るく楽しく生きていけるような
たくましさを持った子に育ってもらえたら…それが一番ですかね。
人生は一度きりですから、楽しんだもの勝ちですよね(*^^*)
by yucky (2016-01-22 22:23) 

たく

横浜労災病院では部分切除をやっているとインターネットで見ました。

私も手術するなら部分切除が良いと考えているので、確定診断が出れば一度、横浜労災病院の門を叩こうと思ってます。
by たく (2016-05-03 11:47) 

yucky

たくさん
コメントありがとうございますm(__)m

そうらしいですね。全国でも部分切除が出来る病院は1つか2つくらいだと検査していた病院で聞きました。副腎は小さい組織なので、部分切除は神業に近い技術なのだそうで、できる病院が限られているということも言われました。

私の場合、そこへ通って切除手術を受けるのが時間的にも距離的にも難しいのと、年齢的にこれからそれを終えて不妊治療だと、もう妊娠出産間に合わないというかんじなので、最初から選択肢として考えていませんでした。
ただ、それが出来る状況がそろっているのなら、それが最もいい選択であるとは思います。
by yucky (2016-06-29 14:53) 

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